Shirt 用語集


シャツの種類

シャツ(Shirt)
アイビーシャツ(Ivyshirt)
アウターシャツ(Outershirt)
アスコットシャツ(Ascot shirt)
アスレチックシャツ(Athletic shirt)
アロハシャツ(Aloha shirt)
インオアアウトシャツ(In or out shirt)
ウエスタンシャツ(Western shirt)
カーターシャツ(Kartah shirt)
カーブシャツ(Cavu shirt)
ガウチョシャツ(Gaucho shirt)
カッターシャツ(Cutter shirt)
カナディアンワークシャツ(Canadian work shirt)
カバナセット(Cabana set)
カラーセパレーテッドシャツ(Collar separated shirt)
カラードシャツ(Colored shirt)
ガリバルディシャツ(Garibaldi shirt)
キャバルリーシャツ(Cavalry shirt)
キューバンプランターズシャツ(Cuban planter'sshirt)
クレリックシャツ(Cleric shirt)
コートシャツ(Coat shirt)
サファリシャツ(Safari shirt)
シースルーシャツ(See-through shirt)
シャツジャック(Shirt jack)
スポーツシャツ(Sports shirt)
スモックシャツ(Smock shirt)
ソフトシャツ(Soft shirt)
ソリッドシャツ(Solid shirt)
タートルシャツ(Turtle shirt)
タイマッチシャツ(Tie-match shirt)
ダシキ(Dashiki)
ダンガリーシャツ(Dungaree shirt)
ディープシャツ(Deep shirt)
テーパードシャツ(Tapered shirt)
テリークロスプルオーバーズ(Terry cloth pullovers)
ドックワーカーズシャツ(Dock-worker's shirt)
トムジョーンズシャツ(Tom jones shrit)
ドレスシャツ(Dress shirt)
パイロットシャツ(Pilot shirt)
バギーシャツ(Baggy shirt)
パターンドシャツ(Patterned shirt)
バロンタガログ(Barong tagalog)
ハワイアンシャツ(Hawaiian shirt)
ファーマーシャツ(Farmer shirt)
フィッシングシャツ(Fishing shirt)
ブッシュシャツ(Bush shirt)
プルオーバーシャツ(Pullover shirt)
ペザントシャツ(Peasant shirt)
ベストボディーズポロ(Vest bodys polos)
ボウリングシャツ(Bowling shirt)
ボタンダウンシャツ(Button-down shirt)
ボディーシャツ(Body shirt)
ホワイトカラードシャツ(White collared shirt)
メキシカンウエディングシャツ(Mexican weddingshirt)
ラフライダーシャツ(Rough rider shirt)
ランバージャックシャツ(Lumberjack shirt)
レジャーシャツ(Leisure shirt)
ローグシャツ(Rogue shirt)
ロデオシャツ(Rodeo shirt)
ワークシャツ(Work shirt)
ワイシャツ(Y shirt)


ディテール用語

カフ(Cuff)
クレッセントポケット(Crescent pocket)
クロスステッチドボタン(Cross stitched button)
シェルボタン(Shell button)
スクエアボトム(Square bottom)
スプレッド(Spread)
チェストヨーク(Chest york)
テールドボトム(Tailed bottom)
ドルマンスリーブ(Dolman sleeve)
バットウイングショルダー(Bat wing shoulder)
バレルスリーブ(Barrel sleeve)
バンデッドボトム(Banded bottom)
プラケット(Placket)


カラー(衿型)の種類

アイレットカラー(Eyelet collar)
アスコットカラー(Ascot collar)
アタッチドカラー(Attached collar)
イタリアンカラー(Italian collar)
ウイングカラー(Wing collar)
ウイングチップカラー(Wing-tip collar)
ウインザーカラー(Windsor collar)
オープンカラー(Open collar)
ゲーブルカラー(Gable collar)
コンチネンタルカラー(Continental collar)
ショートポイント(Short point)
スタンドカラー(Stand collar)
セーラーカラー(Sailor collar)
セパレートカラー(Separate collar)
ソフトカラー(Soft collar)
タブカラー(Tab collar)
チャイナカラー(China collar)
ドッグカラー(Dog collar)
ナロースプレッド(Narrow spread)
ハードカラー(Hard collar)
ハイカラー(High collar)
バタフライカラー(Butterfly collar)
バンドカラー(Band collar)
ピンホールカラー(Pinhole collar)
ポインテッドトップカラー(Pointed top collar)
ボタンダウンカラー(Button-down collar)
ボタンナップカラー(Button-up collar)
ホリゾンタルカラー(Horizontal collar)
ポロカラー(Polo collar)
ミディアムスプレッド(Medium spread)
ラウンドウイングカラー(Round wing collar)
ラウンドカラー(Round collar)
ラウンドトップ(Round top)
レギュラーカラー(Regular collar)
ロングポイント(Long point)
ワイドスプレッド(Wide spread)


カフの種類

アジャスタブルカフ(Adjustable cuff)
コンバーチブルカフ(Convertible cuff)
シングルカフ(Single cuff)
ダブルカフ(Double cuff)
バレルカフ(Barrel cuff)


プラケット(前立)の種類

フライフロント(Fly front)
プラケットフロント(Placket front)
フレンチフロント(French front)


 

 

 

シャツの種類


シャツ(Shirt)

上半身に着るゆったりとした、あるいはぴったりとした衣服で、本来アンダーウエアとして知られている。下着(肌着)を指す場合と、肌着の上に着用するものを指す場合とがある。


アイビーシャツ(Ivy shirt)

オーセンティック(正統的)なボタンダウンシャツを特に意識した呼び方。オックスフォードの色無地やブロード地のギンガムチェックなどが有名。


アウターシャツ(Outer shirt)

シャツ式上着の総称。例―C.P.O.シャツ、スタッグシャツ、ランバージャックシャツなど。類語は「オーバーシャツ」「シャツトッパー」。対語は「インナーシャツ」。


アスコットシャツ(Ascot shirt)

アスコットスカーフを衿がわりに取り付けたようなスポーツシャツ。1936年に登場したアスコットシャツは、バイエラの生地で柄はタッターソール格子がその典型。


アスレチックシャツ(Athletic shirt)

かぶり式のニットシャツ。袖ぐりと衿ぐりが大きいのが特徴。


アロハシャツ(Aloha shirt)

ハワイを中心とするポリネシア諸島の民族衣装のひとつで、レジャーシャツ、リゾートシャツの一種。開襟、半袖を特徴とする派手なプリント柄のシャツ。「ハワイアンシャツ」に同義。


インオアアウトシャツ(In or out shirt)

文字通りシャツの裾をズボンの中に入れても、外に出しても着られるスポーツシャツの一形式。主にアメリカのファッション用語。


ウエスタンシャツ(Western shirt)

刺繍や変わりポケットが特徴のシャツ。西部劇などに出てくるカーボーイが着用。別名「カーボーイシャツ」とも呼ばれる。


カーターシャツ(Kartah shirt)

民族衣装の一種。北インドのラックノウ周辺に住む男たちの平常着“クルーター”が語源。普通衿なしまたは低い立衿で、ゆったりとした袖と深い脇スリットが入り、長い前立てが特徴、かぶり式のチュニック丈のシャツをいう。素材は白色で綿布が中心。


カーブシャツ(Cavu shirt)

カッターシャツの一種。1930年代末から40年代初期にかけてのカリフォルニアファッション。特徴は、ロングカラー、玉縁の曲がり胸ポケット、曲線的な肩線、同じく曲線的なアシメトリープラケット(不均衡な開き)、長袖で袖先は2個ボタン付き、スクエアボトムにサイドベンツを特徴とするかぶり式のシャツ。


ガウチョシャツ(Gaucho shirt)

4つのループでボタン止めにしたプラケットを特徴とする、衿つきのプルオーバースポーツシャツ。南米アルゼンチンのガウチョ(カウボーイ)が着用。


カッターシャツ(Cutter shirt)

衿とカフスが身頃についたシャツの総称。ワイシャツおよびスポーツシャツの別称。


カナディアンワークシャツ(Canadian work shirt)

ランバージャックシャツに同義。1970年代前半のファッション用語。


カバナセット(Cabana set)

オープンカラー、半袖、脇スリット、パッチポケットなどが特徴でビーチウエアの一種。プリント柄シャツに共地のショーツの組み合わせは、1950年代“太陽族”によって日本でも流行した。


カラーセパレーテッドシャツ(Collar separated shirt)

衿の取り外しできるドレスシャツ。またはクレリック式のシャツのこと。


カラードシャツ(Colored shirt)

白以外の色無地ドレスシャツの総称。俗にいう「カラーシャツ」「カラーワイシャツ」。


ガリバルディシャツ(Garibaldi shirt)

立衿、肩章付きの厚手ウールシャツ。19世紀イタリアの軍人グセップ・ガリバルディが着ていたことでこの名がついた。


キャバルリーシャツ(Cavalry shirt)

キャバルリー・マン(騎兵)の着ているシャツにヒントを得た、胸に当て布をあしらったスポーツシャツ


キューバンプランターズシャツ(Cuban planter's shirt)

文字通りキューバの栽培業者(サトウキビをはじめ、コーヒー、タバコ、グァバなどの栽培業者)たちによって着られたシャツのこと。


クレリックシャツ(Cleric shirt)

身頃が柄か色無地で、衿とカフスを白無地にしたシャツのこと。クレリックシャツとは和製英語で、正しくは「カラーセパレーテッドシャツ」または「ホワイトカラードシャツ」


コートシャツ(Coat shirt)

前開き式のシャツの総称でコートフロントともいう。対語は「プルオーバーシャツ」


サファリシャツ(Safari shirt)

サファリジャケット型のシャツで生地はリネンや薄手木綿が中心。半袖スタイルが大半で、肩章など細部を一部省略したものが多い。1960年代末から70年代初めにかけて流行した。


シースルーシャツ(See-through shirt)

肌が透けて見える薄手のシャツ。“シースルーファブリック”と称する薄手素材で作ったシャツの総称。1960年代後半の代表的サマーファッション。


シャツジャック(Shirt jack)

“シャツジャケット”ともいい、上衣式のシャツ、ないしはジャンパー型式のスポーツシャツの一種。特に後者のシャツジャックは、1950年代半ばから60年代初期にかけて大流行したビンテージアイテムのひとつ。


スポーツシャツ(Sports shirt)

スポーティーな感覚を持ったシャツの総称。ブルゾンやセーターなどのカジュアルウエアと共に着用されたり、単独で外着として着用される。類語は「カジュアルシャツ」、「アウターシャツ」。対語は「ドレスシャツ」


スモックシャツ(Smock shirt)

俗にいう上っ張り(幼稚園児の制服のような)からヒントを得たルーズフィットのシャツ。胸のギャザー、ドロップドショルダーなどが特徴。


ソフトシャツ(Soft shirt)

衿やカフスをソフトに仕上げたワイシャツの俗称。ソフトシャツの流行は、男の服装に一種の革命をもたらした。


ソリッドシャツ(Solid shirt)

ソリッドとは柄や濃淡のないという意味で、その名の通り無地のシャツのこと。ホワイトシャツ、カラードシャツ


タートルシャツ(Turtle shirt)

1966年の後半に登場したアダルトファッションの一種でタートルネックを特徴とした布帛地製シャツの総称。タキシードやネールジャケットに合わせる着こなしが世界的に流行り、新しいフォーマルシャツとして注目された。


タイマッチシャツ(Tie-match shirt)

シャツとネクタイを同じ生地や柄で合わせてコーディネートしたシャツ。


ダシキ(Dashiki)

アフリカの民族衣装「ダシキ」をアレンジしたエスニックファッションのひとつ。半袖のゆったりした甚平風リゾートシャツで、衿なしのVネックか大きな丸首、生地は大胆なジャングルプリント(密林風景柄)。1969年から71年頃にかけて、アメリカはウエストコーストで流行した。


ダンガリーシャツ(Dungaree shirt)

インディゴ染めの紺と白糸の綾織りコットン(6〜8オンス)で作られた作業用シャツをいう。


ディープシャツ(Deep shirt)

ディープカラー(濃色)のドレスシャツのことでダークシャツともいう。


テーパードシャツ(Tapered shirt)

身頃を胸からウエストにかけてフィットさせたドレスシャツ。但し、ボディーシャツほどタイトではない。


テリークロスプルオーバーズ(Terry cloth pullovers)

コットンテリークロス(綿タオル地)で作られたポロシャツ。1950年代の後半に大流行したロカビリーファッション。


ドックワーカーズシャツ(Dock-worker's shirt)

ワークシャツの一種。ドックワーカーとは波止場人足のこと。


トムジョーンズシャツ(Tom jones shrit)

1966年頃から70年にかけて英米の若い世代の間で流行したこのシャツは、ベル型の袖と、ゆったりとした身頃を特徴とするプルオーバー型。この語源は、映画「トムジョーンズの華麗な冒険」(1965年)の中で、アルバートフィニー扮する同名の主人公が着用したシャツルックに由来する。


ドレスシャツ(Dress shirt)

背広服に合わせてきられるシャツの総称。「ワイシャツ」「カッターシャツ」に同義。対語は「スポーツシャツ」


パイロットシャツ(Pilot shirt)

パイロットが着ているユニフォーム風、デザインシャツのこと。肩章と、両胸の蓋付きポケットを特徴とする。


バギーシャツ(Baggy shirt)

全体にたっぷりとしたルーズフィットなシャツ。


パターンドシャツ(Patterned shirt)

格子や縞柄など、柄物シャツの総称。対語は「ソリッドシャツ」


バロンタガログ(Barong tagalog)

フィリピンの民族衣装であり、礼装用のシャツ。バナナ繊維で作った薄手繊維を使用し、全体に刺繍飾りが施されているプルオーバー型。


ハワイアンシャツ(Hawaiian shirt)

「アロハシャツ」に同義。1946年、ときの米国大統領ハリー・トールマンが好んでこれを着用して以来、アメリカ人の間に浸透した。


ファーマーシャツ(Farmer shirt)

農夫の作業用シャツ。衿は低い立衿「バンドカラー」で、全体にゆったりとした長袖シャツ。「ペザントシャツ」に同義。


フィッシングシャツ(Fishing shirt)

コットンダックやポプリンなどの厚手生地で作られた釣り用のシャツ。大型のフラップポケットやエポーレット(肩章)など、収納スペースが豊富にあるのが特徴。


ブッシュシャツ(Bush shirt)

木材伐採者の作業用シャツ。「ランバージャックシャツ」に同義。


プルオーバーシャツ(Pullover shirt)

頭からかぶるシャツの総称。対語は「コートシャツ」


ペザントシャツ(Peasant shirt)

ワークシャツの一種。衿は低い立衿(バンドカラー)でカフスも細く、全体にゆったりとした作業用シャツ。ぺザントとは「農民」「百姓」の意味。「ファーマーシャツ」に同義。


ベストボディーズポロ(Vest bodys polos)

ポロシャツに、スリップオーバー(ニットベスト)を重ね着したように見える変わりポロシャツ。1950年代末から60年代前半にかけて流行した。


ボウリングシャツ(Bowling shirt)

文字通り、ボウリング用のスポーツシャツ。特に1940年代から50年代にかけてアメリカで流行した。正式名称は「USボウリングシャツ」。


ボタンダウンシャツ(Button-down shirt)

衿先をボタンで留めた衿を特徴とするシャツの総称。1900年にブルックス・ブラザース社のジョン・E・ブルックスによって考案されたもの。イギリスのポロ競技の選手が着ていたものにヒントを得て作られたこのシャツの別名は「ポロカラーシャツ」という。オックスフォード地のボタンダウンシャツは、あまりにも有名。


ボディーシャツ(Body shirt)

身体にぴったりフィットしたシャツの総称。いわゆる“ボディーコンシャスファッション”。


ホワイトカラードシャツ(White collared shirt)

色、柄物の身頃に対し、白衿のシャツ。「クレリックシャツ」「カラーセパレーテッドシャツ」に同義。


メキシカンウエディングシャツ(Mexican wedding shirt)

結婚式に着るメキシコの民族衣装で、花婿の礼装用シャツ。大きな衿、襞胸、胸刺繍を特徴とするかぶり式のホワイトシャツ。1967年から68年にかけて、このシャツにヒントを得たカジュアルシャツが流行。アメリカ西海岸では、リゾートウェアとして脚光を浴びた。


ラフライダーシャツ(Rough rider shirt)

ラフライダーとは1898年、米国で組織された義勇騎兵隊のこと。彼らが着用していた、立衿、肩章、雨蓋付きポケットを特徴とするカーキ色のコートシャツ


ランバージャックシャツ(Lumberjack shirt)

カナダや北部アメリカの木こりが着用するワークシャツ。派手な格子柄ウールで、衿はオープン、胸には大型のパッチアンドフラップポケットが付く。


レジャーシャツ(Leisure shirt)

アウターシャツのディテールデザインを採り入れたスポーツシャツの総称。大きなフラップポケットやスリーブポケット、エポーレット(肩章)などが特徴。サファリシャツが有名。


ローグシャツ(Rogue shirt)

ロングカラーとクロスオーバープラケット、それに脇パッチポケットを特徴とした、プルオーバー式長袖のウールシャツジャケット。1940年代のカリフォルニアファッション。


ロデオシャツ(Rodeo shirt)

「ウエスタンシャツ」、「カウボーイシャツ」に同義。


ワークシャツ(Work shirt)

作業用シャツ、またはそれにヒントを得たスポーツシャツのこと。生地はデニムやダンガリーなど丈夫な綿織物が使われる。
主なワークシャツの種類
カーペンターシャツ、キューバンプランターズシャツダンガリーシャツドックワーカーズシャツ、ファティーグシャツ、ファーマーシャツブッシュシャツ、ブッチャーズシャツ、べザントシャツ、ランバージャックシャツなど。


ワイシャツ(Y shirt)

ワイシャツとは和製英語で、元来「ホワイトシャツ」(White shirt)がなまったもの。現在の「ドレスシャツ」に同義。


 

 

ディテール用語


カフ(Cuff)

シャツの手首をおおう部分の総称。


クレッセントポケット(Crescent pocket)

細長い三日月形の変わりポケットのこと。


クロスステッチドボタン(Cross stitched button)

4つ穴ボタンをX字状に掛けたもの。補強の意味もある。


シェルボタン(Shell button)

貝で作られたボタンの総称。貝ボタン。


スクエアボトム(Square bottom)

裾を角型、水平にカットしたもの。インオアアウト式スポーツシャツの裾型で中に入れても出しても着られる。別名、アロハ丈。


スプレッド(Spread)

左衿先と右衿先の間隔、衿の開きをいう。広いものはワイドスプレッド、狭いものはナロースプレッド。ボタンダウンの場合はその中間に当たるミディアムスプレッドが一般的。


チェストヨーク(Chest york)

胸の部分に水平または曲線や角度などを付けてとられたヨーク(切り替え線)のこと。ウエスタンシャツに欠かせないディテールデザインのひとつ。


テールドボトム(Tailed bottom)

ワイシャツの裾を指す。シャツテールともいう。


ドルマンスリーブ(Dolman sleeve)

袖ぐりが広くふっくらとした袖のこと。


バットウイングショルダー(Bat wing shoulder)

両袖を左右水平に広げるとコウモリの翼に似ていることからこの名がついた。ドルマンスリーブの一種。


バレルスリーブ(Barrel sleeve)

樽(バレル)のように膨らんだ袖。中世の騎士が着用していたもの。


バンデッドボトム(Banded bottom)

バンド付きの裾。シャツジャックやシャツブルゾンなどに用いられる。


プラケット(Placket)

衣服の着脱を容易にするために付けられる“開き”の部分。シャツの場合、主に「前立て」を指す。フレンチフロント(裏前立)、プラケットフロント(表前立)、フライフロント(ボタンを隠すタイプ)など。


 

 

カラー(衿型)の種類


アイレットカラー(Eyelet collar)

「ピンホールカラー」のこと。直訳すれば“鳩目衿”、つまりカラーピン(衿留め用の挿しピン)を通すための小穴を開けたシャツ衿。


アスコットカラー(Ascot collar)

アスコット風に結べるようになっているスカーフ衿。アスコットシャツに特有の衿型として知られる。類語は「スカーフネック」、「ストックカラー」。


アタッチドカラー(Attached collar)

縫い付けてある一般のシャツ衿のこと。対語は「セパレートカラー」


イタリアンカラー(Italian collar)

1930年代中頃に南イタリアで流行しはじめたリゾートシャツの衿型。


ウイングカラー(Wing collar)

前折れ式の立衿。モーニングなど第一礼装用のフォーマルシャツに見られる。「並衿」に同義。


ウイングチップカラー(Wing-tip collar)

極小のショートポイント衿をいう。類語は「タイニーカラー」「スモールカラー」。


ウインザーカラー(Windsor collar)

「ワイドスプレッドカラー」の俗称。英国王エドワード8世(のちのウインザー公)にちなんでこの名がつけられた。


オープンカラー(Open collar)

俗にいう開襟衿のこと。


ゲーブルカラー(Gable collar)

衿腰のやや高い鋭角のショートポイント。往年の人気俳優クラークゲーブルにちなんでこの名がついた。


コンチネンタルカラー(Continental collar)

「イタリアンカラー」に同義。リゾート用のポロシャツに採用された衿型として知られる。類語は「ミディーカラー」「ワンピースカラー」「トライアングルカラー」など。


ショートポイント(Short point)

衿先の短い衿型の総称。類語は「ゲーブルカラー」「スモールカラー」。対語は「ロングポイント」


スタンドカラー(Stand collar)

“立衿”のこと。「ネールカラー」「ラージャカラー」「マオカラー」「チャイナカラー」など1960年代後半にはこれらのスタンド衿がいっせいに姿をあらわした。


セーラーカラー(Sailor collar)

水兵のユニフォーム、セーラー服でおなじみの衿型。艦上勤務の水兵が強風から顔を守ったり、衿を立てて連絡の声をよく聞き取るという機能を果たすため、後ろ衿が大きくなっている。


セパレートカラー(Separate collar)

衿羽と衿腰(または衿と身頃)が取り外しできるように作られている衿。前世紀末から今世紀初頭までのワイシャツはほとんどがこのセパレートカラーだった。対語は「アタッチドカラー」


ソフトカラー(Soft collar)

柔らかい衿のこと。対語は「ハードカラー」


タブカラー(Tab collar)

タブ(つまみ)を介して左衿羽と右衿羽をスナップボタンなどで留められるようにした衿。タイの結び目を長時間ホールドすることができる衿型。


チャイナカラー(China collar)

立衿の一種。立衿の中でも比較的首に沿った小さいものを指す。中国の官吏の制服からヒントを得たもの。


ドッグカラー(Dog collar)

犬の首輪を連想させる変わり衿。牧師衿とも呼ばれる。後部で止める式の立衿。


ナロースプレッド(Narrow spread)

衿の開きが60度以下のもの。対語は「ワイドスプレッド」


ハードカラー(Hard collar)

硬く仕上げられた衿のこと。対語「ソフトカラー」


ハイカラー(High collar)

衿腰の高い衿をいう。19世紀後半から今世紀初頭にかけて流行。日本ではかの鹿鳴館時代の男子風俗として知られ、いわゆる“ハイカラ”なる俗語の語源ともされた。対語「ローカラー」。


バタフライカラー(Butterfly collar)

「ウイングカラー」に同義。前折れの部分が蝶に似ているところからこの名がついた。


バンドカラー(Band collar)

低いスタンドカラーで、別名「カラーバンドカラー」「ロースタンドカラー」。ちなみに「カラーバンド」とは「衿腰」または「衿台」のこと。ワイシャツの衿は、この衿腰と衿羽によって形成されている。


ピンホールカラー(Pinhole collar)

カラーピン(衿留め用の挿しピン)を通すための小穴を開けたシャツ衿。「アイレットカラー」に同義。


ポインテッドトップカラー(Pointed top collar)


先をとがらせた衿の総称。対語として、「ラウンドカラー」「ラウンドトップ」などがある。


ボタンダウンカラー(Button-down collar)

衿先をボタン留めにした衿の総称。ボタンダウンのダウンとは、ボタンで留めるの意。「フラットボタンダウン」(平面的なタイプ)、「ロールドボタンダウン」(緩やかな曲線を特徴にしたタイプ)、「ハイロールドボタンダウン」(衿先が長く衿腰もやや高いタイプ)などの種類がある。


ボタンナップカラー(Button-up collar)

衿の先がタブ式になっていてスナップボタン留めをする衿型。


ホリゾンタルカラー(Horizontal collar)

ほぼ水平に近い開きの、超広角ワイドスプレッド


ポロカラー(Polo collar)

衿腰がなく剣先の長いロングポイント衿。乗馬時、早駆けの際などに邪魔にならないようにと身頃にボタン留めしたのが最初で、ブルックスブラザーズのボタンダウンシャツの原型といわれている。ポロシャツの衿とは別物。


ミディアムスプレッド(Medium spread)

衿の開きが、90度前後のもの。


ラウンドウイングカラー(Round wing collar)

ウイングカラーの前折れ(ウイング)の先が角ではなく丸くなっているもの。


ラウンドカラー(Round collar)

剣先を丸くした衿型。丸みの小さいものをラウンドトップという。これに対して丸みを大きくカットしたものを指す。


ラウンドトップ(Round top)

衿の剣先を小丸(丸みの小さいもの)にした衿型。これに対して大丸にカットしたものを「ラウンドカラー」という。


レギュラーカラー(Regular collar)

長さや開きが標準とされる衿型。その基準は時代により多少変化している。


ロングポイント(Long point)

剣先の長い衿型。対語は「ショートポイント」


ワイドスプレッド(Wide spread)

衿の開きが100度から120度前後のもの。俗称「ウインザーカラー」



 

 

カフの種類


アジャスタブルカフ(Adjustable cuff)

袖口周囲の寸法が2通りに調節できるように、ボタンを横方向に2個並べてつけたシングルカフをいう。


コンバーチブルカフ(Convertible cuff)

ボタンでもカフリンクスでも留めることができる袖口。


シングルカフ(Single cuff)

一重の袖口。ボタンで留める式のカフを指す。


ダブルカフ(Double cuff)

シングルカフに対し、袖口を折り返して二重にしたタイプ。カフリンクスを必要とし、フォーマル的なものといえる。


バレルカフ(Barrel cuff)

角をカットした形が特徴のシングルカフ


 

 


プラケット(前立)の種類


フライフロント(Fly front)

前立を二重にして、ボタンが見えないようにしたもの。比翼仕立てともいう。


プラケットフロント(Placket front)

シャツの前端が表に折り返っている前立。ボタンダウンシャツなどによく使われるタイプ。対語は「フレンチフロント」


フレンチフロント(French front)

シャツの前端が内側に折り返っている前立で、俗にいう「裏前立」。対語は「プラケットフロント」(表前立)。


 

 


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